1~2年後にパンデミック前の数値に戻ることが示唆されています
ニューヨーク州ニューヨーク - 2021年11月9日 - ミーティングの専門家は、未だ続いている不確実性に対応しながら、高品質なミーティング&イベントを計画する機運が高まり、環境が整ってきたと述べています。これは、アメリカンエキスプレス・グローバルビジネストラベル(GBT)の一部門であるアメリカンエキスプレス・ミーティング&イベントチームが作成した11回目の年次報告書「2022年世界のミーティング&イベント予測」によるものです。
本報告書では、ミーティングやイベントの専門家を対象としたグローバル調査を実施し、その結果、回答者の3分の2(67%)が、対面式の会議のレベルは1〜2年以内にパンデミック前の数値に戻ると考えていることがわかりました。
対面式のミーティングやイベントは2022年に成長すると予測されており、イベントの81%が対面式の要素を持つと予想されています。また、世界のミーティング・イベント関係者の64%が、来年の予算を増やすと回答していることも、業界の成長を示しています。しかし、業界は通常のビジネスに戻る予測も計画も持っておらず、むしろパンデミックで得た教訓を活かして、今後のイベントの価値、効果、持続性を向上させる意向です。
GBTのバリューディベロップメント担当シニアヴァイスプレジデント兼ミーティング&イベント担当ゼネラルマネージャーのジェラルド・テハドは、このように述べています。「我々もみな、ミーティングやイベントに対する需要の高まりを実感したいと思っていますが、回復は一筋縄ではいかず、過去に行ったことを繰り返すだけで目標を達成することはできないことを認識しています。2022年に向けて、過去2年間にこの分野で見られた楽観主義、臨機応変さ、革新性を継続することによって、思慮深く、技術を先取りした、責任あるM&E戦略の新時代につながると期待しています」と述べています。
今回の予測では、社内会議の価値が企業にますます認識されるようになり、2022年には社内会議とトレーニング目的の集まりが最大の成長を遂げるとされています。本調査によると、対面式の会議やイベントが増加している一方で、バーチャルおよびハイブリッド形式の会議は引き続き重要な役割を果たすだろうと予想されています。ハイブリッド形式の会議は、より多くの聴衆の参加を可能にし、仮想環境下での不測の事態の対応があらかじめ組み込まれ、投資効果を高めることができるため、今後も普及が進むと考えられます。すべてのタイプと形式において、イベント参加者の増加が見込まれます。
2022年には、ほとんどの会議やイベントプログラムにおいて環境対策が優先されるでしょう。83%の回答者が、自分たちの組織が会議やイベントを計画する際に、持続可能性を考慮していると答えました。回答者が最も挙げた持続可能性の実践は、2022年の会議で紙の使用量を最小限に抑え、省エネと廃棄物削減の対策をすることでした。
世界の国々:地域別の状況
北米地域
北米の会議関係者は、2022年の回復を強く楽観視しています。調査時点では、74%が楽観度を10段階のうち8以上と評価していました。この地域は、対面式の会議やイベントの再開を主導しており、31%が今年の6月~7月にすでに対面式の会議やイベント再開していました-当時、2022年に対面式のイベントを予定する可能性が一番高いという結果でした(回答者の54%)。
ヨーロッパ地域
ヨーロッパの会議関係者は、2022年に対して慎重ではあるものの前向きな見方をしており、59%が10段階評価で8以上の楽観度を持っていますが、これは4つの地域の中で最も低い値です。しかし、2022年にヨーロッパで開催されるイベントの48%は、対面式のみになると予想されており、これは北米に次いで2番目に高い数値です。また、回答者は、他の地域に比べて回復が遅いと予測しているものの、86%が5年以内に対面式の参加者数がパンデミック前のレベルに戻ると確信しています。
中央・南アメリカ地域
中南米の会議関係者は、2022年の業界の見通しについて最も楽観的で、87%が楽観度を10段階評価で8以上とし、82%が職業の選択肢として「良い」または「素晴らしい」と考えています。2022年におけるこの地域の対面形式のイベントの予測は、他の地域に比べて若干低く、76%となっていますが、81%の回答者は、今後1年から2年の間に、イベントへの参加者数がパンデミック前の水準に戻ると予想しており、これは他の地域と比べて最も高い結果となりました。
アジア太平洋地域
アジア太平洋地域の会議専門家は、2022年の業界の健全性についてかなり肯定的です。約3分の2(64%)が、楽観度を10段階で8以上と評価し、58%が職業としての選択肢は「良い」から「素晴らしい」と考えていると答えました。この地域では、2022年に開催されるイベントのうち、81%が対面式の要素を含むと予想しています。また、この地域の回答者の62%は、今後1年から2年の間に、対面式の参加者数がパンデミック前のレベルに戻ると予想しています
調査方法
2022年の予測は、500人のミーティング・イベント関係者を対象としたアンケート調査と、業界トップの専門家へのインタビューに基づいています。調査とインタビューは、2021年6月から7月にかけて行われました。回答者は、31カ国の企業、団体、バイヤー、サプライヤーの方々です。回答結果は、2022年のミーティング・イベント業界に期待されることを、統計的かつ世界的に表すスナップショット(全体像)です。
「2022年世界のミーティング&イベント予測」の全文はこちらからダウンロードできます。
アメリカンエキスプレス・ミーティング&イベントについて
アメリカンエキスプレス・ミーティング&イベントは、アメリカンエキスプレス・グローバルビジネストラベルの一部門として、長年の経験と専門知識、そしてプログラムの実施から予算の最適化に至るまでの主要な能力を提供し、バーチャル、ハイブリッド、対面などあらゆる形態でお客様にパワフルなミーティングやイベントを提供しています。グローバルチームは、ミーティングやイベントのソーシング、プランニング、契約交渉、予算編成、経費管理、レポーティング、ベンチマーキングを中心に、戦略的なアドバイスや先端技術の統合を行っています。このようなエンド・ツー・エンドのアプローチにより、可視性を高め、コスト削減を図り、効果的なミーティングを実現します。
業界で40年以上の実績を持ち、140カ国以上で事業を展開しているアメリカンエキスプレス・ミーティング&イベントは、世界の各地において、ローカル、リージョナル、インターナショナルレベルのミーティングやイベントを管理する他に類をみない存在です。特に、GBTが2017年にイベント管理会社のBanks Sadlerを買収したことや、2018年に旅行管理会社のHRGをミーティング・イベント部門を含めて買収したことにより、同社の幅広い能力は、あらゆるお客様のミーティング・イベントのニーズに応えています。アメリカンエキスプレス・ミーティング&イベントは、各国にいる責任者と 協力して、お客様への提案力を強化しています。
アメリカンエキスプレス・ミーティング&イベントは、15年連続でMeetings Net社の「CMI 25」に選出されています。これは、米国の企業ミーティングおよびインセンティブ業界に特化した、最大かつ最も影響力のあるフルサービスのミーティングおよびインセンティブ旅行(訳注:成績優秀な社員や販売店などを対象に、企業が報奨として行う旅行)の管理会社を毎年選出するものです。 アメリカンエキスプレス・ミーティング&イベントが提供するサービスの詳細については、こちらをご覧ください。
アメリカンエキスプレス・グローバルビジネストラベルについて
アメリカンエキスプレス・グローバルビジネストラベル(GBT)は、出張管理のリーディング企業です。我々は、出張者が今どこにいて、いつ重要な局面となるのか、を明らかにすることで、企業とその従業員の繁栄をサポートします。世界140カ国以上の出張に関する専門家を配し、その強力な後押しによりグローバルビジネスを動かし続けています。あらゆる規模、そしてあらゆる国や地域の企業が、GBTの提供するビジネストラベルサービスやミーティング・イベントの組成、そしてビジネストラベルに関するコンサルティングサービスの提供を受けています。GBTの詳細についてはamexglobalbusinesstravel.comをご覧ください。また、Twitter、LinkedIn、Instagramで@amexgbtをフォローしてください。
この文章は翻訳です。原文(英語)をご覧になりたい場合は、こちらをクリックください。